Society 5.0時代の研究に向け、スーパーコンピュータ「富岳」とAIの融合を加速
SCA2023、シンガポール、2023年3月1日– AIとディープラーニングのアプリケーションを実行するための業界唯一の包括的なソフトウェア、ハードウェア、ソリューションプラットフォームを提供するSambaNova Systemsは、理化学研究所計算科学研究センター(以下、R-CCS)にSambaNova DataScaleシステムを提供します。このシステムはSociety 5.0時代に向けたデジタルツインの研究など、スーパーコンピュータ「富岳」とAIの融合を加速するための新しいリソースとして利用されます。
「R-CCSへのSambaNovaのシステムリソースの提供により、「富岳」によるHPCシミュレーションとAIの融合を加速する新たな選択肢が追加されます」と、R-CCSの松岡聡センター長は語っています。「新しいSambaNovaのシステムは、Society 5.0時代に向けたデジタルツインを中心としたサイエンスのプラットフォームを構築するための、HPCとAIの融合の研究を後押しすることでしょう。」
R-CCSの研究者は、SambaNovaのシステムを超高解像度の3次元コンピュータービジョンの精度向上のためのサロゲートモデルの開発に活用し、より精緻な高速道路などの社会インフラ点検など、従来技術では扱うのが困難であった超高解像度画像データセットの処理などの評価に利用する予定です。
SambaNova Systemsのカントリーセールスディレクターである鯨岡俊則は、「世界最高クラスのスーパーコンピュータ「富岳」とSambaNovaが連携し、Society 5.0時代に向けた取り組みに貢献できるのをうれしく思います」と述べています。「SambaNovaは独自の再構成可能なデータフローアーキテクチャを採用し、その大容量メモリにより、512x512x512を超える、より高解像度の3D画像を処理できる包括的なAIソリューションを提供しています。「富岳」との連携により、デジタルツインシミュレーションのための新たなリソースを提供します。」
理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)について
高性能計算科学分野における世界トップレベルの研究センターとして、2021年3月に共用を開始したスーパーコンピュータ「富岳」を管理・運用しています。社会的・科学的課題の解決に貢献し、ビッグデータや人工知能など新たなIT分野も加速するシステムを提供しています。また、日本政府が進めるSociety 5.0の実現を加速すべく、さまざまな分野で社会実装に向けた取り組みを積極的に行っています。
SambaNova Systems について
最先端の生成AI機能を企業内に迅速に展開するために、SambaNovaに注目が集まっています。 SambaNovaのエンタープライズスケールのために構築されたAIプラットフォームは、次世代の生成AIコンピューティングのための技術的バックボーンです。
カリフォルニア州パロアルトに本社を置くSambaNova Systemsは、業界の著名人や、サン/オラクルおよびスタンフォード大学のハードウェアおよびソフトウェア設計の専門家によって、2017年に設立されました。投資家には、SoftBank Vision Fund 2、BlackRock、Intel Capital、GV、Walden International、Temasek、GIC、Redline Capital、 Atlantic Bridge Ventures、Celestaなどが含まれています。sambanova.ai をご覧いただくか、info@sambanova.ai までご連絡ください。Linkedinで SambaNova Systems をフォローしてください。
お問合せ
SambaNova Systems Japan合同会社
林 憲一
kenichi.hayashi@sambanova.ai