新システムで科学のためのAIの進化を促進
米国カリフォルニア州パロアルト、2024年2月28日 - SambaNova Systemsは本日、50種類以上の最高品質のオープンソース生成AIモデルで構成され、エンタープライズ向けの1兆パラメータの生成AIモデルである「Samba-1」を発表しました。Samba-1は規制対象企業向け初の1兆パラメータモデルであり、プライベートでセキュアで同規模の他のどのモデルよりも10倍効率的です。Samba-1はアクセンチュアやネットアップなどの顧客やパートナーによって活用されています。
SambaNova Systemsの共同創業者兼CEOであるロドリゴ・リアンは次のように述べています。「AI業界全体が、ハードウェアとソフトウェアの統合システムであるスマートフォンのようなAIの構築について議論しています。そして今日、SambaNovaはそのようなAIをエンタープライズ向けに提供した最初の企業となりました。昨年の秋、私たちは最もスマートなAI半導体であるSN40Lを発表しました。そして本日、このAI半導体をエンタープライズ向け初の1兆パラメータモデルと統合しました。Samba-1はGPT-4に匹敵しますが、オンプレミス、プライベートクラウドで提供できるため、ユーザーはプライベートデータをパブリックドメインにさらすことなくモデルをファインチューニングすることができ、エンタープライズ利用に適しています。」
Samba-1はSambaNova Suite™内で利用可能で、運用・管理・保守を迅速に行うことができる専門のAIモデルが多数含まれています。昨年発表されたSN40L半導体と共に、SambaNovaは10分の1の規模のハードウェアで、プライベート環境においてファインチューニングして展開することが可能な、完全に最適化された1兆パラメータモデルを提供しています。これはSambaNovaのフルスタックプラットフォームの真の価値を示すものです。
IDCのリサーチ担当シニアバイスプレジデントであるマット・イーストウッド氏は次のように述べています。「SambaNovaが発表した1兆パラメータAIモデルであるSamba-1は、パフォーマンスを向上させるためにSN40L半導体を統合したもので、エンタープライズAIにおける重要な発展です。お客さまは一兆パラメータモデルのサポートを含むフルスタック・ソリューションを求めています。SambaNovaの革新的な半導体を統合することで、企業はわずか1ラックで動作させることができ、他の同サイズのモデルよりもはるかに高い効率を実現することができます。」
「Samba-1により、あらゆる規模の企業ユーザーは、はるかに小さいモデルと同様のシンプルさと経済性で、巨大な1兆パラメータの能力を利用できるようになりました。プライバシーとセキュリティを最優先に考え、SambaNovaはFortune 10のAI能力をすべての企業がより短い時間と低コストで利用できるようにしました。」とロドリゴ・リアンは述べています。
Samba-1のモデルは、さまざまなユースケース、タスク、言語でトレーニングされており、すべてが単一のComposition of Expertsとして連携してビジネス上の問題を解決します。これらのエキスパートは、以下のモデルに基づいています:
- Llama 2 7B / 13B / 70B
- Mistral 7B
- DeepSeek Coder 1.3B / 6.7B / 33B
- Falcon 40B
- DePlot
- CLIP
- Llava
アクセンチュアのデータ&AI部門のグローバル・リードであるセンティル・ラマニ氏は以下のように述べています。「Samba-1は、オープンスタンダードに基づいたフルスタックAIソリューションを必要とする企業ユーザーに適しており、迅速に展開し価値を実感できます。SambaNovaは初めからフルスタックアプローチを採用し、他社とは異なる設計ポイントとエンジニアリングの決定が行われました。その結果、効率的で持続可能、コスト効果が高く、安全なプライベートAIプラットフォームが実現したのです。」
Samba-1には企業での利用に多くの利点があります:
- エンタープライズ対応:最高レベルの精度と企業向けのコントロールを提供する、プライベートで安全な1兆パラメータモデル。
- 高いパフォーマンスと精度:Composition of Expertsアーキテクチャは、複数のスペシャリスト モデルを集約し、パフォーマンスと精度を向上させながら、ファインチューニングをモジュール化します。
- 低コストで管理が簡単:Samba-1は単一のエンドポイントとして展開され、管理が簡素化されるため、低コストで利用できます。
- 10 分の1のコストで推論:推論コストは、大規模なモノリシック モデルよりも10分の1以下にできます。
- データへのアクセスを制御:データへのアクセスを制御するのと同じ方法で、エキスパートモデルへのアクセスを制御します。
- モデルの所有権:ユーザーはモデルを所有し、ユーザーの環境内で独自のデータを使用してファインチューニングできます。このモデルはオープンスタンダードを使用して構築されているので、ベンダーロックインはありません。
- 迅速かつ簡単な導入:フルスタックの生成AIプラットフォームの一部として、柔軟な導入が可能です。
Samba-1の詳細については、こちらをご覧ください。
SambaNova Suiteについて
SambaNova Suiteは、企業や政府機関向けに最適化された、半導体からモデルまで世界初のフルスタックの生成AIプラットフォームです。インテリジェントなSN40L半導体によって強化されたSambaNova Suiteは、オンプレミスまたはクラウドで提供される完全に統合されたプラットフォームであり、最先端のオープンソースモデルを活用し、お客様自身のデータを利用して簡単かつ安全にファインチューニングを行うことが可能で、より高い精度を実現することができます。お客様は自身のデータを適用したモデルの所有権を永続的に保持できるため、生成AIを最も価値ある資産に変えることができます。
SambaNova Systems について
最先端の生成AI機能を企業内に迅速に展開するために、SambaNovaに注目が集まっています。 SambaNovaのエンタープライズスケールのために構築されたAIプラットフォームは、次世代の生成AIコンピューティングのための技術的バックボーンです。
カリフォルニア州パロアルトに本社を置くSambaNova Systemsは、業界の著名人や、サン/オラクルおよびスタンフォード大学のハードウェアおよびソフトウェア設計の専門家によって、2017年に設立されました。投資家には、SoftBank Vision Fund 2、BlackRock、Intel Capital、GV、Walden International、Temasek、GIC、Redline Capital、 Atlantic Bridge Ventures、Celestaなどが含まれています。sambanova.ai をご覧いただくか、info@sambanova.ai までご連絡ください。Linkedinで SambaNova Systems をフォローしてください。
お問合せ
SambaNova Systems Japan合同会社
林 憲一
kenichi.hayashi@sambanova.ai